【新NISA】オルカン一択はやめとけ?見直し論が増えた理由と「高配当株」を組み合わせるメリット
「新NISAはとりあえずオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式・オール・カントリー)一択でOK!」
こんな言葉、YouTubeやSNS、お金のニュースで一度は目にしたことがありますよね。
実際、新NISAがスタートしてからオルカンは大人気で、「迷ったらこれ一本で放置しておけば間違いない」という風潮すらありました。
ですが、最近ネットやマネー系のSNSを見ていると、こんな声が増えてきているのを感じませんか?
「本当にオルカン一択で大丈夫なの?」 「米国株に偏りすぎじゃない?」 「円安や暴落が起きたとき、オルカン一本だと後悔するんじゃないか……」
いわゆる「オルカン見直し論」や「オルカン一択危険説」です。
これから投資を始めようとしている人や、すでにオルカン一択で積立をしている人からすると、「えっ、もしかして自分はやばい選択をしてる……?」と急に不安になりますよね。
こんにちは!僕は現在、株式投資やインデックス投資をこつこつと続け、総資産2,000万円を超えた一人の個人投資家です。
結論から言うと、僕自身も「オルカン一択」ではありません。
ですが、オルカンという商品をしっかり評価して現在も毎月購入していますし、同時に「配当金(インカムゲイン)」を目的として日本の高配当株にも投資しています。
資産2,000万円まで資産を増やしてきた一投資家のリアルな視点から、ネットで急増している「オルカン見直し論」の真実と、なぜ僕がオルカンを買いながらも高配当株を組み合わせているのか、その考察を本音でじっくり語り尽くしたいと思います!
これから新NISAの戦略を見直したい方や、ポートフォリオに悩んでいる方は、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
そもそも「オルカン見直し論」が急増している理由とは?
なぜ今になって「オルカン一択は危険なんじゃないか」という議論(いわゆるオルカン見直し論)が増えているのでしょうか。
市場の環境変化や人々の投資への理解が進んだことで、オルカンの「中身」に対する冷ややかな視点や疑問が表面化してきたからです。
主に言われている理由は以下の3つです。
1. 実質的に「アメリカ一強(米株偏重)」になっている
「全世界株式」という名前を聞くと、世界中の国々にまんべんなく分散投資されているイメージを持ちますよね。
ですが、オルカンの構成比率(ベンチマークであるMSCI ACWI)を実際に見てみると、約6割以上がアメリカ1国で占められています。
つまり、「全世界に投資しているつもりが、実態はほとんどアメリカ株の動きに左右されている」状態なんです。
「それなら最初からS&P500(米国株)一択でいいのでは?」という声が出るのも、逆に「アメリカ集中リスクを避けるためにオルカンを選んだのに意味がないのでは?」という声が出るのも、この米株偏重が理由です。
2. 為替リスク(円高・円安)の直撃を受ける
オルカンが投資しているのは海外の株式です。そのため、当然ながら「為替(米ドルと日本円のレート)」の影響をダイレクトに受けます。
ここ数年は空前の「超・円安」が進んだため、オルカンの基準価額は株式自体の値上がり以上に押し上げられてきました。そのため「オルカンを買っておけば勝手に資産が増える!」と錯覚しやすかったのです。
しかし、もし今後「急激な円高」が進んだ場合、株価が変わらなくても円建ての評価額は大きく目減りします。「為替リスクを理解せずに買っていた人」が、円高局面でパニックになる危険性が指摘されているわけです。
3. 「放置できる」からこそ、暴落時にメンタルが耐えられない
オルカン一択の最大のメリットは「何も考えずに積み立てられる手軽さ」です。ですが、これは裏を返すと「投資に対するリスク許容度や知識が身につかないまま資産が増えてしまう」ということでもあります。
過去の歴史を見ても、株式市場には数年に一度、30%〜50%規模の大暴落が必ずやってきます。
投資の経験が浅いまま「オルカンだから絶対安全」と信じ込んでいた人が、資産が半減するような大暴落に直面したとき、耐えきれずに一番底で投げ売りしてしまう……。これこそが、専門家が最も懸念しているリスクなのです。
【考察】資産2,000万円を超えた僕が「オルカン一択は危険」だと思う本当の理由
では、実際に資産2,000万円を超えるまで投資を続けてきた僕自身は、「オルカン一択」についてどう考えているのか。
結論を言うと、「オルカンという商品自体は極めて優秀で素晴らしいけれど、どんな人にとってもオルカン一択で完璧かと言われると、それは違う」と思っています。
僕が考える「オルカン一択の落とし穴」は、商品の質ではなく「投資家のメンタルと資産の使い道」にあります。
理論上の正解と、人間の感情の正解は違う
金融理論や数字上のシミュレーションだけで言えば、手数料が格安で世界中の企業に自動で分散投資・リバランスしてくれるオルカンを淡々と買い続けるのは「ほぼ正解」です。
歴史的に見ても、長期的には世界経済の成長とともに右肩上がりで増えていく確率が非常に高いからです。
しかし、僕たち人間には「感情」があります。
15年、20年という長い年月、途中で大暴落があっても、画面上のマイナス何百万円という赤字を見つめながら、一歩も引かずに淡々と積み立てを続けられる人がどれだけいるでしょうか?
ましてや、オルカンは基本的に「配当金をファンド内で自動再投資する仕組み」なので、保有している間にお金(現金)が手元に入ってくる実感はありません。
「20年後の老後のために、今のお金をひたすら評価額という数字に変えてじっと耐える」
この地味でストレスのかかる作業を何十年もオルカン一択で続けられる人は、想像以上にメンタルが強い人だけだと僕は感じています。
資産2,000万円の僕が「オルカン+日本高配当株」を選択している理由
ここからは僕自身のリアルなポートフォリオと投資戦略についてお話しします。
冒頭でもお伝えした通り、僕は「オルカン一択」ではありません。ですが、オルカンもしっかり購入しています。
具体的には、以下のように役割を分けて投資を行っています。
- オルカン(資産形成の土台・未来への成長投資)
- 主に新NISAのつみたて投資枠などを活用し、未来の資産を極限まで効率よく増やす「資産の最大化」を目的に毎月積立。
- 日本株(今を豊かにする配当金投資)
- 主に成長性や財務が健全な日本の「高配当株」を個別に購入し、年数回の「現金インカム」を得る目的に投資。
なぜこのような「二刀流」にしているのか、その理由を解説しますね。
理由①:配当金という「リアルなお金」がメンタルの最強の支えになる
オルカンだけを買い続けていると、画面上の数字(評価額)は増えていきますが、日々の生活が直接豊かになる感覚は味わいにくいです。さらに、暴落が来たら画面上の数字が減っていくのを見るだけの「耐える時間」になります。
ですが、配当金目的で日本株を保有していると、年に数回、自分の証券口座に直接「現金」が振り込まれます。
株価が上がろうが下がろうが、企業がしっかり利益を出していれば配当金は入ってきます(特に連続増配企業などを選んでいればなおさらです)。
この「今使える現金が入ってくる」という体験は、投資を続ける上で驚くほど強力なメンタル安定剤になります。
「今月は配当金が3万円入ったから、家族で美味しいお寿司を食べに行こう」 「配当金で今月の電気代とスマホ代が浮いたぞ」
こうして投資の成果を「今」実感できるからこそ、暴落が来ても「安く買えるチャンスだ」「配当金があるから大丈夫」と心の余裕を持ってオルカンも含めた投資を継続できるのです。
理由②:為替リスクを和らげる「日本円の現金収入」
先ほどお伝えした通り、オルカンは外貨建て資産なので円高になると評価額が下がります。
一方で、日本の高配当株から得られる配当金は「日本円」です。
日本で生活し、日本円で買い物や支払いをしている僕たちにとって、日本円の現金収入が定期的に入ってくるルートを確保しておくことは、為替の乱高下に対する立派なリスクヘッジ(リスク分散)になります。
すべてをドル建て資産(オルカンなど)に突っ込むのではなく、足元の日本円のキャッシュフローも強化しておく。これが、僕が資産2,000万円を作る過程で確信した「長く生き残るための知恵」です。
「結局、自分はどうすればいいの?」迷ったときの判断基準
ここまで読んでくださったあなたなら、「オルカン一択か、それとも他の選択肢か」について、少し視野が広がったのではないでしょうか。
最後に、これから新NISAや資産形成をどう進めるべきか迷っている方へ、タイプ別の判断基準を提案させてください。
タイプA:オルカン一択で突き進んでOKな人
- 画面の評価額が暴落で半減しても、完全に放置できるメンタルの強さがある
- 途中で現金(配当金)が出なくても、「20年後・30年後に増えていればOK」と割り切れる
- 忙しくて株の銘柄分析や投資のニュースを追う時間が1分もない
- 投資以外の本業や趣味に100%集中したい
このようなタイプの方は、下手に他の株に手を出すよりも「オルカン一択で無心で積み立てる」のがベストな戦略になります。オルカン自体は世界最高峰の優れた投資信託であることは間違いありません。
タイプB:オルカン+高配当株(または他の資産)を組み合わせた方がいい人
- 暴落が起きたとき、画面の数字が減るだけだと不安で眠れなくなる
- 「老後の資産」だけでなく、「今の生活」も少しずつ豊かにしていきたい
- 年数回の配当金やお小遣いが入ってくる体験をして、投資のモチベーションを保ちたい
- 円安・円高の両方に対応できる柔軟なポートフォリオを組みたい
もしあなたが「今も未来もどっちも充実させたい!」と思うなら、僕と同じように「基本はオルカンで将来のために積み立てつつ、余剰資金で日本の高配当株を買い足していく」というハイブリッド戦略を強くおすすめします。
まとめ:正解は「ネットの声」ではなく「あなたの心が安定するかどうか」
SNSやネットで「オルカン一択が最強!」「いや、オルカン一択は危険だ!」という議論が交わされていると、ついどちらかが100%正しいかのように思えてしまいますよね。
ですが、資産運用に「万人に共通するたった一つの正解」は存在しません。
どんなに数字上の利回りが高い理論的な手法であっても、あなたが途中で不安になって投げ出してしまうなら、それはあなたにとって「不正解」です。
- 将来の資産を最大限に伸ばすための「オルカン」
- 今の生活を豊かにし、暴落時の心を支える「高配当株」
僕はこの2つを組み合わせることで、暴落の恐怖に脅かされることもなく、日々の暮らしに豊かさを実感しながら資産2,000万円まで到達することができました。
ネットの極端な意見に振り回される必要はありません。
「自分のメンタルが一番安定して、長く笑顔で続けられるスタイルはどれだろう?」
そう自分自身に問いかけながら、あなたにとって心地よい投資の形を見つけていってくださいね。この記事が、あなたの新NISAや資産運用の参考になればとても嬉しいです!
考え方は人それぞれです。この考え方も1つの意見ということをお忘れなく!!

